東山魁夷 障壁画展

なんで今、茨城水戸で障壁画展?
と思ったら、今、唐招提寺御影堂は修復中らしい。
お陰で奈良まで行かずとも、かの障壁画を目にすることが出来た!

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『濤声』
『揚州薫風』
『黄山暁雲』
『桂林月宵』
そして
『山雲』
など・・・


これが人の手になるものだろうか?!

絵を前に思わず立ちすくむ。。。

波の音、波の響き、風の音、樹々のそよぎ、霧の湿気 鳥の声までも感じられる。

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『濤声』 に描かれた海は、日本海の色に似ている
と言うか、故郷の海を思い出させる色だ。

この広大な海の絵を前に、畏敬の念、懐かしさ、
そして寂寥感、無力感がじわじわと湧き出でて
なぜか泣きたくなってきた

この荒れる海を10年を超える時間を掛けて渡って来られた鑑真和上は、
むしろ希望と揺るぎの無い強い意志をお持ちだったであろうが・・・
泳げないから私ゃ海はコワい


『揚州薫風』

墨絵だが、色が見えそうだ。
風に揺れる柳の葉が、肩に触れる気配さえする。

30年以上前か、中国を旅行して、蘇州や桂林にも行けた。
蘇州では、すでにその頃減りつつあったと思うが
昔の絵にあったような水郷の田園風景を、僅かの時間であったが見た。
岸辺の柳が揺れ、荷を乗せた小さな船が、農民の棹差しでゆっくりと通り過ぎて行った・・・
美しかった昔の中国・・・


『山雲』

深山幽谷・・・
碧一色、いや濃淡様々の緑が画面に拡がっている。
山間の霧の向こうから、不如帰の声が聞こえそうだ。
微かに風の音、滝の音なども聞こえるかも。

この前に座って、座禅など出来たら、心は遥かな向こうにも行ってしまいそう・・・

黄山や桂林の岩の姿もいいけれど、
やはり緑の山々の絵がいい。

客は次々入って来ていたが、時折 誰もいなくて目の前が空くことがあって
その時は独り占めで絵に見入った

行きつ戻りつ、2時間ほど過ごす至福の時・・・





のあと、千波公園をぐるり歩いて駅に向かう。

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薩摩守か?     ただのり(笑)


白鳥が落ちてる!
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んなわけ無い、お休み中?
こんな道のすぐそばで?
まさか鳥インフルエンザで具合が悪いのではないだろうね?


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この公園の鳥は余り人を怖がらない。
さすがに寄ってはこないが、スズメさえ足元をちょこちょこ歩いていたりする。


カイツブリとか?
小さい鳥で、すばしこく水に潜って、ひょいっと別の場所に出てくる。
それが人と違ってビショビショ・と言うわけではない、
水滴さえ見せない涼しい顔だから、おおっ・と感心する。
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駅からの途中、川で野生の黒鳥を見たし。
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公園の池にも何羽かいた。
鳥インフルのため餌やり禁止で、寄って来られても切ない。



片道2時間、
やっと生で原画が見られた!
今日はいい日だった!

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見に行ってよかった

立川高島屋で開催中の 新版画『川瀬巴水展』
見ないと損!
何気なく行ったが、いやー、すごかった!

何かでこの浮世絵を見たことはあるだろう。
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『芝増上寺』
川瀬巴水。この絵の作者である。
構図や捉えどころが何と秀逸。

勿論、版木の彫り師や彩色の職人の腕も凄い。
雪の質感、清浄感、冷たさも伝わってくるが、何よりこの美しさ!
吹雪の奥にも、うっすらと山の姿が見えたり。
色の深さに感嘆するしかない。

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日本中を旅して、見た風景を描いた巴水。
浮世絵と違って、何ともメルヘンチックでもあり、
色の濃淡の細かさで表わされる奥深さが、ホント半端じゃない!

雪、月、花、緑、空、水、
どれもどれもため息が出る美しさ。

夜の空にこんなにも明るい月を、網トーンを何種類使ったら表わせるか
過去に何度も試しては挫折していたワタシ・・・
比べるのもバカだねえ~~

そして画面には必ずと言っていいほど、生活する人間が描かれてほほえましい。
母親と女の子、恋人らしい二人、そこの住人、職人などなど。
法師温泉では、湯船につかる人物が一人いて、
巴水本人であろう・との解説で笑った。
人がいなくとも、鳥や虫、何か命があり動くものがある。

また、雨や雪の中、傘を持った人物が多く描かれている。
夜目遠目傘の内・・・じゃないけれど、詩心をそそられるわ
俳句を詠む人なら間違いなくすらっと一句出てくると思う。
(私は無理だけど)

版木を使って新しく刷ったこれらの版画が販売されていた。
残念、うちには飾れるスペースが無い・・・

寒い日だが、心はホカホカ。
良いもの見た!




石下結城に梅の帯。
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この羽織、頼んだ色より濃い染上がりで気に入らず、
長いこと箪笥の中だったが、ちょっと出て来てもらった。
ダークなこの着物には合うかも。
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そうそう!着物で行くと入場料は無料だって!
知らずに行ったけど、あはは、嬉しい出来事だった。



寒い中で待って機嫌は斜めの瓜子姫。
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初歌舞伎

三宅坂国立劇場での初春歌舞伎 『しらぬい譚』へ。

四ツ谷駅からいつもせっせと歩く。
静電気バリバリ☆・・・だが
昨日の雨も上がって良い御天気。
今年の初歌舞伎によろしいわ。

劇場内には紅白の繭玉も飾られ、お正月のおめでたムードがあふれている。

今日は1階花道横の席で、3mほど先に菊之助が立つ
きゃ~~♪
美しいわ・
いっときの、まばゆいばかりに輝く若さの花も少し落ち着き(悪い意味じゃなく)
落ち着きのある美しさが増している。
能面で言うなら『小面』から『増』へ・・・かしら。

松緑の六法の引っ込み時の、指先の動きが「」だった。
手がきれいなのだな。


『しらぬい譚』 まあちょっとした御伽話。
菊之助が宙乗りを見せる。
役者の腰の、宙乗りの仕掛け器具も見えた間近な席。
いつも3階席だが、近くで見るといろいろ発見があって楽しい。

中で、乳母が主君の息子に迫って かき口説く・・・
というエピソードがあり、この時客席から笑いが湧いた。
「なんでここで笑うのよ」とまたと来たワタシ。
これは乳母の命を掛けた芝居なのだが、時蔵の好演台無し。
見方を知らないというか、自宅TVで観ている気分の客が増えたか。

これでは『摂州合邦辻』ではどうなるやら。
あの芝居でやたら笑いが起きては、話が台無しなんだけど。

松緑と化け猫の眷属との大立ち回りから、一転
桜咲き誇る華やかな舞台に変わっての大団円。
御祝儀の手拭が役者たちの手で撒かれたけれど
ゲットできなかった! 圧倒的に数が足りないし!

足りないと言えば、この劇場も休憩時に座れる場所が圧倒的に足りない!
客席では食べるなと言うが、ロビーに座れる場所は少ない。
中の飲食スペースも席は少ない!

着物姿の若い子が二人、お弁当を持ってうろうろ
「座れる所が無い…」 
可哀相に
だから入る前に、私は腹ごしらえしたけれどね。


結城に梅模様の帯で。
ショールは青いのをして行った。
30年ほど前?確かネパールで買った。
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ベージュと紫のは知人から頂いた。
三越ブランドで、モノは確かと思うが、重い
巻きつけると、すごく《マダ~ム》な気分になる。
でもしばらく出番は無いかも。

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翁の後は

知人のピンチヒッターで、九皐会の能に出掛ける。
着物は用意したけれど、午後から天気が崩れる予報。
空も暗いし、やーめたで洋服で。

久々の 『翁』
三番叟を舞うのも、初めて観る若手狂言師。
時代は変わっちゃってたわ。

矢来能楽堂も少し修復され、
椅子の背に能の詞章の一文を書いたプレートが貼られてあった。
これお洒落。
国立の字幕画面よlりは遥かにいい。

だいたい国立能楽堂も芸が無いよ。
字幕画面などつける前に、政府は啓蒙に励めばどうかと思う。
小学校だっけ?ダンスを必修などにして、和の芸能を完全無視とは
自国の文化を何だと思ってる?
そのくせ海外の客を迎える席には振袖の女性を出したりしている。
見た目しか気にしていないわけかしら?
教養高い政治家はいなくなったんだね~。

『翁』と舞囃子『高砂』と狂言『鶏婿』 (酉年だから?
まだ能『草子洗小町』を残して能楽堂を出た。

エイズ猫がね・・・寒いから気になってね
でも寄り道して、神楽坂五十番の肉まん 買って来た!

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家で蒸かして食べるのだが、左は肉まん、小さいのはミニあんまん。
蒸かすとさらに膨らんで、皿いっぱいになるのだわ♪
何年ぶりだろう、蒸かし上がるのが待ち切れなかった!

熱々にかぶりつく・・・・美味しい~~~~♪
夕食はこれ一個で充分!
お腹一杯、満足でした!!


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鬼平江戸処

ご存じか?
東北道羽生PA上り線に、
江戸風な建物で人気を呼んでいる施設である。

一般道からも入れるそうで、ちょっくら行ってみるか・と、ナビに住所を打ち込み、いざ。
ところがその一般道が…めんどくさかった。
変な風に曲がっていたり交差していたり。
50km無いのに1時間半かかった!

が、まあ着きまして
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此処に車を置いて
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こちらの入口からPA内へ。


門を潜るとこんな具合。
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入ってすぐが、人気の鯛焼きや人形焼きの店である。
いつも行列ができるとか。
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買ってみた。
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・・・普通の鯛焼きよ。
焼き立て熱々でなかったせいもあろうか
スゴクうまい!と言うほどのものではなかった。
餡がソフトな甘さなのは良いが。
 歌舞伎座の目出鯛焼きの方が、パリパリで断然うまい!
他にすぐ食べられるものがあまり無いから、行列は此処になるだろう。


珈琲もさほど美味しくなくて、コンビニの3倍の値・・・
たっぷり量だから良い・としようかナ。


中は木造、確かに和風
これは鬼平物語中に出てくる『五鉄』の名をつけた 軍鶏鍋屋
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鬼平の登場人物に関したクイズ式の絵が張られている他は
ドラマの写真も無いし、音楽も無いし(著作権の関係?)
従業員は普通の服だし
江戸村ほど本格的ではない。
土日に大道芸が披露されるそうだ。

鬼平とつけずとも「江戸風」でいいかと思うが
そこは鬼平の人気にあやかりたい・かな。


と冷めちゃってるワタシ
食事しなかったから、蕎麦、鰻、軍鶏鍋、それぞれの味は何とも言えない。
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肉まんも買ってみたけれど
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「肉まんはやっぱり神楽坂の五十番・ですなあ!」
と懐かしい店の名が出たり。


帰りは高速に乗ってすいっと帰宅。

・・・肉まんが胃にもたれてるわ・・・



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